移動スーパー17日から出発 高齢者見守りも 宜野湾市とリウボウストアが協定


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 スーパーマーケット「りうぼう」を運営するリウボウストア(那覇市、糸数剛一社長)は1日、沖縄県宜野湾市(松川正則市長と高齢者の見守り協定を締結した。同社が展開する「移動スーパーとくし丸」2号車が、17日から宜野湾市の「普天間りうぼう」を拠点に訪問販売を開始するのに合わせ、在宅高齢者の見守り機能も果たす。

「移動スーパーとくし丸」の事業展開で見守り協定締結を報告する、松川正則宜野湾市長(左から4人目)と、リウボウストアの仲村兼作専務(同3人目)ら=1日、宜野湾市役所

 とくし丸は、生鮮品を含む1200点の商品をトラックに積み、玄関先で販売する。交通手段がない高齢者などの買い物ニーズに応え、買い物弱者を救う取り組みを行う。

 市役所であった締結式で松川市長は「宜野湾市は若い町だが、高齢化も進んでいる。(とくし丸は)高齢者の見守りだけでなく、子どもたちの防犯にも役立つ」と期待した。

 リウボウストアの仲村兼作専務=同3人目=は「宜野湾市とタイアップし、地域に還元したい」と意気込んだ。

 とくし丸2号車は、宜野湾市、北中城村、中城村の家庭を訪問する。1日現在で、106世帯への訪問が決まっている。現在も訪問先を募集している。