新型コロナウイルスワクチンの搬入が3日、本島内の5病院で行われた。沖縄県内では5日から医療従事者や救急救命士らを対象に1回目の接種が始まる。
県立南部医療センター・こども医療センター(南風原町)には午前10時すぎ、ワクチンを運ぶトラックが到着。職員らがワクチンが入る箱を超低温冷凍庫(ディープフリーザー)に収めた。新型コロナ病棟や救急室など患者に近い場所で働く職員や医師に優先的に接種するという。
同センターが抱える八つの離島診療所のうち、慶良間諸島など周辺離島は対象者が同センターまで来て接種する。南北大東島など日帰りができない離島は医師を派遣し、接種に対応するという。
3日にセンターへ搬入されたワクチンのうち、14本は公立久米島病院に、4本は同センター近隣消防の救急救命士に回す。ワクチンは4日に県立八重山病院、5日に県立宮古病院に搬入される。