経済

【独自】大宜味→与論・沖永良部へ定期船 沖縄と鹿児島の交流に期待 日東商船、7月にも

 【大宜味】千葉県館山市で海中観光船を運営する日東商船(東京都)が、大宜味村の塩屋漁港と鹿児島県の与論島(与論港)、沖永良部島(知名漁港)を結ぶ定期旅客船を7月にも就航させる。1日2便就航し、3地点を片道2時間半で結ぶ。琉球新報の取材に、同社の西田富士雄社長は「医療や教育の連携などにつながればいい」と、離島の生活路線としての就航へ意欲を示した。 

 定期便は、乗客60人の小型高速船「ふじ」(19トン)の使用を予定する。昨年4月に沖縄総合事務局に就航を申請し、今年2月に許可が下りた。

 片道運賃は沖永良部島~与論島間が1900円、与論島~沖縄本島間が3500円、沖永良部島~沖縄本島間が4500円を予定する。

 1日2往復の定期船の就航で、両島から沖縄本島へのアクセス性が向上する。両島住民が日帰りでも本島の病院などに通えるほか、那覇空港発着の航空便の利用もしやすくなるという。西田社長は「近い島同士の交通がこれまでは不便だった。島民を対象にした割り引きなども積極的に設け、水上バスのように利用してもらえれば」と意義を語る。

 与論島からの航路短縮の観点から、大宜味村の塩屋漁港を沖縄本島の就航地に選んだ。同村では、鹿児島県の両島との交流促進を期待する声も上がっている。宮城功光村長は「医師の診療などに利用できるほか、子どもたちの交流などにもつながる」と展望した。

 運航時間は、1便が沖永良部島を午前6時発で沖縄本島に同8時半着、沖永良部島に同11時半着で戻る。2便は沖永良部島を午後3時に出発し、沖縄本島に同5時半着、沖永良部島に同8時半着で戻る。いずれも与論島を経由する。

 西田社長は伊江島や伊平屋島、伊是名島など、北部周辺の離島と本島間の海運についても「地元の意向も聞いていきたい」と、前向きな姿勢を示している。

 (塚崎昇平)



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