WリーグMVP安間「メンタルが一番成長」「東京五輪で発揮したい」


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優勝やMVP受賞を報告するトヨタ自動車の安間志織(右)と県バスケ協会の日越延利専務理事=26日、那覇市泉崎の琉球新報社

 バスケットボール女子Wリーグで初優勝したトヨタ自動車のエースガード、安間志織(北谷中―福岡・中村学園女子高―拓殖大出)らが26日、那覇市の琉球新報社を訪れ、優勝やプレーオフ最優秀選手賞(MVP)の受賞を報告した。安間は今夏の東京五輪について「チャンスがあれば出て成長した部分を発揮したい」と大舞台でのプレーを切望した。

 20、21の両日にあったプレーオフ決勝で平均12得点、10アシスト、8・5リバウンドの圧巻の活躍を見せ、県勢初のMVPに輝いた。「正直まだ優勝の実感はないけど、決定直後はうれしさと安心感があった」と振り返った。MVPとベスト5の受賞については「誰よりも私が一番驚いている」と笑顔で話した。

 昨年12月の皇后杯全日本選手権でもベスト5に選ばれ「一番成長できたのはメンタル。今までは試合の序盤に調子が悪いと『もうダメだ』と切り替えができなかったけど、試合中に修正できるようになった」と飛躍の1年を振り返った。

 同席した県バスケ協会の日越延利専務理事は「沖縄の子どもたちにとってスターだ。安間選手を目標にして頑張ってほしい」と語った。