コロナに利用可、診察コンテナ事業を県内初展開 宜野湾の「リフレ」


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 【宜野湾・中城】コンテナハウス製作・販売のリフレ(宜野湾市)は、感染症対策に特化した移動型コンテナ「モバイルクリニック」事業に力を入れている。室内は陰圧化でき、紫外線の殺菌装置でウイルスを取り除く。新型コロナウイルス感染症の診察やワクチン接種場所などに活用できるという。

 県外の自治体では既に活用され、県内の事業展開は初めて。医療機関などが設置する場合、国の全額補助制度もあるという。20フィートのコンテナで、1台設置するための運搬や電気設備などを含め費用は740万~750万円(税別)。

 東京都のコンテナ関連企業「FOREMOST(フォーモスト)」が昨年開発。同社と提携するリフレが2月から沖縄・九州で展開する。

 リフレの新垣大輔代表(36)は「医者も患者も安心できる環境をつくっていきたい」と話した。沖縄県に1台寄贈するため、5月からクラウドファンディングで約780万円の資金も募るという。問い合わせはリフレ(電話)098(917)0456。