防衛相「住民にご迷惑をおかけした」と謝罪 空自のPFOS含む泡消火剤流出事故


この記事を書いた人 Avatar photo 玉城江梨子
会見する岸信夫防衛相=9日午前、国会内

 【東京】航空自衛隊那覇基地から漏出した泡消火剤に有機フッ素化合物の一種PFOS(ピーフォス)などが含まれていたと同基地が認めたことについて、岸信夫防衛相は9日午前の会見で「住民の皆様に大変なご心配、ご迷惑をおかけしたことについて大変申し訳なく思う」と述べ、謝罪した。

 全国の自衛隊施設ではPFOSを含まない泡消火剤への交換が進められているが、今回の事故では、交換後も配管の一部にPFOSを含む消火剤が残っている可能性があることが分かった。交換済みの全国の施設でも再点検する必要性について岸氏は、交換後の発泡試験で流れ出ているとの見方を示し「改めて配管を洗浄する必要はないと考えているが、今後よく検討したい」と語った。