全住民にコロナワクチン接種始まる 沖縄・津堅島、離島では全国初


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津堅島で行われた新型コロナウイルスワクチンの住民への接種=15日午後0時半ごろ、沖縄県うるま市勝連津堅の津堅小中学校(代表撮影)

 【津堅島=うるま】新型コロナウイルスのワクチン接種が15日正午すぎ、沖縄県うるま市の津堅島で始まった。65歳未満を含む全島民378人(3月31日現在)が対象となる接種で、離島では全国で初めて。

 会場となった津堅小中学校の体育館には正午の接種開始に合わせ、予約した住民らが予防接種券などを手に次々と訪れた。

 住民らは市職員らの指示に従い、予診票を提出して医師による診察の後、ワクチン接種を受けた。接種後は1回目のワクチンを接種した事を証明する「接種済証」を受け取った。

 65歳未満で最初に接種した男性(62)=漁師=は「コロナ感染が不安だったので(ワクチン接種の不安というよりも)早く打ちたいという気持ちだった。接種時も痛みはほとんどなく、ワクチンが打てたことに安心している」と話した。