安里、跳馬で2位も大技認定されず 体操男子全日本選手権


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安里 圭亮

 体操の東京五輪代表選考会を兼ねた個人総合の全日本選手権最終日は18日、群馬県の高崎アリーナで男子決勝が行われ、種目別跳馬に出場した安里圭亮(興南高-福岡大出、三重・相好体操クラブ)は14.566で2位だった。

 2日前の予選で高さに好感触を得ていた安里圭亮はこの日の1本目、東京五輪の代表選考を勝ち抜くための鍵となる開発中の大技「屈身リ・セグァン」に挑んだ。しかし跳馬に手をついた後、回転力を出すために足を引っ張った際に膝が曲がったことで通常のリ・セグァンと判定され、点数は伸びず。「悔しい気持ち」と声を落とした。

 NHK杯や全日本種目別選手権など今後も五輪の代表選考に関わる大会は続く。「予選で高さが出たことはポジティブに受け止めている。コンディションを整え、またNHK杯で屈身リ・セグァンに挑みたい」と次を見据えた。