平良、翁長所属チーム連勝 自動車レース・スーパー耐久S


この記事を書いた人 Avatar photo 慶田城 七瀬
ST―2クラスで2連勝を果たし、笑顔でトロフィーを掲げる(左から)翁長実希、平良響、野中誠太=18日、宮城県のスポーツランドSUGO(写真提供:スーパー耐久機構(STO))

 制限時間内の走行距離を競う自動車レース「スーパー耐久シリーズ2021」の今季第2戦決勝が18日、宮城県のスポーツランドSUGO(一周3586メートル)で行われ、県勢の平良響(コザ高出)、翁長実希(浦添商高―沖縄国際大4年)ら3人の「KTMS GR YARIS」がST―2クラスで2連勝を飾った。3時間のレースで計110周の最長距離を走行。1番手から順に野中誠太が28周、平良が42周、翁長が40周でハンドルを握った。

 

はまったピット戦略 翁長がリード守りきる

 ○…28周目が終わり、マシンがピットに入る。この時点で3位。整備時間を削って上位陣との差を詰めるため、交換したのはフロントタイヤのみ。ここでハンドルを握った平良響が振り返る。「勝ちを狙うための選択だった。それがうまくいった」

 その後、先頭に立った平良はタイヤのすり減り具合をコントロールしながらトップを守り、最後のドライバーの翁長実希へ。追い上げられる時間帯もあったが、リードを守って2連勝を果たした。

 スポット参戦した昨季の開幕戦で練習中にクラッシュし、チームを欠場に追いやってしまった翁長は「去年の悔しさを晴らせた」と笑みを浮かべた。