貝を食べてウミガメも見たよ 児童ら「浜下り」楽しむ 沖縄・国頭


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安波海岸(ヒラフー)で潮干狩りを楽しんだ参加児童や職員ら=4月28日、国頭村の安波海岸

 【国頭】国頭村立安波小学校(大城武校長)は4月28日、「浜下り」(ハマウリ)を催した。この日は大潮で干潮の午後1時30分ごろに合わせて、地元の安波区にある「ヒラフー」と呼ばれる海岸を訪れた。職員5人、全児童4人が参加した。同海岸は、地域の人々が干潮時に潮干狩りを楽しんでいる場所で、干潮により大きなリーフや潮だまりが現れる。

 児童らは、午後1時ごろにゆっくり歩きながら海岸に到着。晴天の下、それぞれリーフを歩き、貝を取ったり生物の観察をしたり潮干狩りを楽しんだりしていた。また、海ガメを発見して歓声を上げる児童や大きな貝を拾う児童など、思い思いに時を過ごしていた。

 参加した大城空愛さん(6年)は「リーフの潮だまりの中で海ガメを見てびっくりした」、森岡花香さん(6年)は「初めてマガイ(オオヘビガイ)を海水で洗ってその場で食べた。とてもおいしかった」、森岡海香さん(4年)は「海ガメを見ることができてうれしかった」、賀数昂士さん(4年)は「いろんな貝や魚がいた。この自然を大切にしたい」などの感想があった。(新城高仁通信員)