沖縄セルラーアグリが高級マンゴー発売 新ブランド「ひめぎみ」


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新ブランドマンゴー「ひめぎみ」の発売をアピールする(右から)沖縄セルラーアグリ&マルシェの稲嶺秀信氏、糸洲安一常務、琉球びんがた普及伝承コンソーシアムの小渡晋治事務局長=25日、那覇市泉崎の琉球新報社

 沖縄セルラーアグリ&マルシェ(那覇市)は、県産マンゴーのオリジナルブランド「ひめぎみ」の予約販売を始めた。ファインフルーツおおぎみ(大宜味村)が育成するマンゴーで、糖度は15度以上と甘く、大手百貨店や高級果物専門店で取り扱われている品質の高さが特徴。

 パッケージは紅型柄で、マンゴーの木やクバ笠など農家の風景を連想できるデザインにした。琉球びんがた普及伝承コンソーシアムがデザインを手掛け、県産マンゴー市場の活性化とともに、沖縄の伝統工芸を普及させる狙いもある。

 沖縄セルラーアグリ&マルシェの稲嶺秀信氏は「県全体のマンゴーの地位を高めて、宮崎県に負けない全国一の産地にしたい」と意気込んだ。

 価格は品質によって違うが、1キロ税込み5400~7560円で、2キロ同8640~1万2960円。同社が運営するEC(電子商取引)サイト「沖縄CLIPマルシェ」のほか、楽天市場や「auPAY Market」「Pay Payモール」などで販売。県内小売店の販売も検討している。

 年間2千箱の出荷を目標にする。売り上げの一部は琉球びんがた普及伝承コンソーシアムに還元する。