米軍ヘリ津堅島不時着 岸防衛相「地域に不安与える」 米に安全確保求める意向


この記事を書いた人 Avatar photo 慶田城 七瀬

 【東京】岸信夫防衛相は3日午前の参院外交防衛委員会で、米海兵隊のUH1Yヘリコプター1機がうるま市津堅島の畑に不時着したことに関連し、米側に機材の徹底的な整備点検の実施、安全管理の徹底を申し入れたことを明らかにした。不時着は「地域の皆様に不安を与えるものだ」との認識した上で「安全確保に万全を期すよう」米側に求めていく考えも示した。

 岸氏は機体が飛行中に警告ランプが点灯したため「津堅島の畑に着陸した」と説明。人的被害の情報はないとした。また、地元自治体にも情報提供を行っていると説明した。

 質問した伊波洋一氏(沖縄の風)は、津堅島周辺における米軍のパラシュート降下訓練が過去最高のペースだとし、不時着が二度と起きないよう米側に強く申し入れるよう求めた。