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エイサー会館 実績着々 沖縄市 開館3年、6万人来場 修学旅行でも注目

沖縄市を代表する施設の一つとして年々、人気を集めているエイサー会館=沖縄市胡屋交差点に隣接するミュージックタウン内

 【沖縄】沖縄の誇る伝統芸能エイサーの発信拠点として、2018年に沖縄市がミュージックタウン内に設置したエイサー会館の入館・参観者の実績がこのほどまとまった。その結果、入館者総数は20年度までに6万3千人余、収入合計は627万円余(うち体験料収入約172万円)に上り、「エイサーのまち」宣言をした同市の活性化に大きな役割を果たしている。

 「エイサーのまち」宣言は2007年6月13日。「観て、学び、楽しむ」をコンセプトにしたエイサー会館のオープンは18年3月25日。入館者数は18年度2万5293人、19年度2万6772人と年々増えている。20年度はコロナ禍の影響をもろに受けたものの、9556人が入館した。

 同会館は近年、急増している他府県の修学旅行生らの「まち歩きコース」のガイドポイントにもなっており、県外からの注目度も年々高まっている。

 会館では県内最大級のイベントである沖縄全島エイサー祭りの映像コーナーがあり、閲覧もできる歴史、文化資料を収蔵、展示している。

 人気を集めているのがエイサー、三線、紅型などの有料の体験メニューだ。県外の30代女性は「衣装体験や歴史に触れることができ、充実した時間が過ごせた」、また20代男性から「埼玉のエイサー団体で活動しているが、参観できてさらにエイサーが好きになった」と感想が寄せられている。

 そのほか、県外の著名なイベントへのエイサー隊派遣やキャラバン、また市を訪れた修学旅行生の宿泊ホテルに市内青年会を派遣、毎年「エイサー大学」を開講するなど、多彩なPR活動を展開している。

 同市の広報6月号ではエイサー会館の取り組みを見開きで特集し、エイサーシーズンの到来を告げているが、昨年の全島エイサーまつりはコロナ禍で中止を余儀なくされた。

 今年も“第4波”の非常事態宣言が発令されており、会館を統括する同市経済文化部文化芸能課の比嘉盛喜課長、エイサー振興係の山根大吾主事は「新型コロナの収束を願うばかりだ。沖縄の誇るエイサー宣言のまちとして会館の情報発信力をさらに強化し、内外に沖縄市の独特の魅力をアピールしていきたい」と話した。 (岸本健通信員)



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