ITの安全対策 危険性を可視化 セキュア社が新サービス


社会
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 IT関連事業を展開するセキュアイノベーション(那覇市、栗田智明社長)は12日までに、企業などのサイバーセキュリティーの有効性を評価し、危険性を可視化する「サイバーリスクアセスメントサービス」を始めた。新型コロナウイルス感染症の影響や働き方の多様化に伴い、テレワーク(在宅勤務)への関心が高まる中、同社は「今こそ企業のセキュリティー対策の見直しが求められている」と話し、サービスの利用を呼び掛けている。

 テレワークや外出先で業務する際、パソコンなどを使い社内ネットワークに外部から接続することになる。外部接続は、不正アクセスやウイルス攻撃などの脅威にさらされるという危険性がつきまとう。

 最近の労働形態の多様化に伴い、顧客企業から自社のセキュリティー安全性に関する要望や問い合わせが寄せられたことをきっかけに、新たなサービスを展開することになった。

 サービスは(1)戦略(2)技術的対策(3)組織的対策―の三つの視点から調査。約1カ月半の期間に担当者への聞き取りや実機調査で情報を収集し、データを分析・評価し、報告書をまとめて改善策を提言する。価格は中小企業向けなら30万円から提案している。

 同社は東京支社で専門チームを発足。首都圏で営業を推進する一方、県内の企業・団体にもサービス利用を呼び掛けている。

 同社は「県内でもなりすましメールなどの被害が出ている。テレワークが進む中で、セキュリティー対策を考えるきっかけになると思う」と話している。

 問い合わせはセキュアイノベーション(電話)098(943)2718、詳細は次のQRコードからも確認できる。