沖縄県3カ所目の広域ワクチン接種場 来月15日稼働へ 警察や飲食業を先行対象に


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玉城デニー知事は28日夜、記者会見を開き、県内3カ所目の新型コロナウイルスワクチンの大規模接種センターを7月15日にも稼働させる方針を明らかにした。宜野湾市の沖縄コンベンションセンターと那覇市の県立武道館に加え、那覇クルーズターミナルに新たに設置する。

 「県エッセンシャルワーカー等広域ワクチン接種センター」(仮称)とし、警察職員や介護従事者のほか、コロナ感染者の多く出た飲食関係の職種の人を対象に先行接種を進める見通し。玉城知事は会見で、観光関係者への接種について「沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)と意見交換している」とした。

 玉城知事は28日の会見で「輸血用血液の在庫量を適切に維持していくことは大事だ。(献血は)不要不急の外出に当たらない」として、献血への協力も呼びかけた。県によると17日時点で、185人分の血液が不足しているという。