補正予算に住民訴訟を巡る弁護士費用、伊平屋村議会が可決


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伊平屋村役場

 【伊平屋】伊平屋村議会(金城信光議長)は1日の臨時会で、村が再提案した、住民訴訟の弁護士費用100万円の補正予算案を全会一致で可決した。6月29日の臨時会では、訴状の文言などを巡って村と議員間で解釈の違いがあり、弁護士費用100万円を削除した補正予算案が修正動議を経て可決した。

 田名漁港整備事業の補助金返還を巡り、村民有志が伊礼幸雄村長に8680万円の損害賠償を請求するよう、村側に求める住民訴訟を起こしている。

 村は臨時会で、弁護士費用は地方自治法で認められている事務経費であることを説明した。伊礼村長は本紙の取材に「見解の相違はあったが理解を得られて良かった」と話した。