重量挙げ・宮本が最終調整 糸数の4位に「後輩としてメダル取る」


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28日の本番に向けて調整を続ける宮本昌典=26日、東京国際フォーラム

 東京五輪の重量挙げ男子73キロ級代表の宮本昌典(沖縄工高―東京国際大出、同大職)が26日、試合会場となる東京国際フォーラムでの練習を公開した。本番が28日に迫る中、最終調整に注力した。まだ日本勢のメダル獲得はなく「(メダルを)狙いにいきたい」と力強く語った。

 学生の頃から指導を受ける日本選手団の平良真理コーチから助言を受けながら、バーベルの感触を確かめた。「(コーチからは)五輪に向けて計画してきたことをしっかりやることが大事と言われた」と淡々と調整に励んでいた。

 25日に行われた男子61キロ級で糸数陽一が2大会連続で4位だった。「『お疲れさまです』とは言いましたけど、糸数さんにとっては悔しい結果で、あまり声を掛けることはできなかった」という。それでも先輩の勇姿をモニター越しに見て「沖縄の後輩として、メダルを取ることが強い目標に変わった」と発奮材料になったようだ。