第103回全国高校野球選手権大会に出場する沖縄尚学の選手らが27日、那覇市泉崎の琉球新報社を訪れ、2年ぶり9度目となる夏の甲子園に向けて意気込みを語った。県大会で打率6割超えだった仲宗根皐主将は「厳しい状況での大会開催に感謝したい。チームワークを生かして一戦必勝で頑張りたい」と力を込めた。
比嘉公也監督は「沖縄大会は短期決戦で厳しい日程だった。十分に練習できぬまま散った選手たちもいる。その思いも含めて、一つ一つ勝っていきたい」と話した。當山渚投手は「チームとしても個人としても出た課題を克服するために練習に臨み、県勢全体の分、甲子園では全力で取り組みたい」と決意した。
琉球新報社の玻名城泰山社長は「練習で培った実力を遺憾なく発揮して沖尚旋風を巻き起こしてほしい。みんなで応援している」と激励した。
来社には県高野連の川畑三矢会長、中村健理事長が同行した。夏の甲子園は8月9日開幕予定。新型コロナウイルスの影響で昨年は中止となっており、2年ぶりの開催。組み合わせ抽選会は8月3日にオンラインで行われる。