ボウリング全国高校選抜 中里・座波 首位独走


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2人チーム戦で優勝した首里東の(左から)座波政斗、中里隆星(提供)

 ボウリングの高体連加盟校全国選抜兼第35回東海北信越高校選手権が29~30日、富山県の富山地鉄ゴールデンボウルで行われ、男子2人チーム戦(6ゲーム)で中里隆星・座波政斗(首里東)が2652点で優勝した。光崎脩・宜保和志(中部商)は2468点で4位、同女子の高良紗恵・稲福心衣奈(中部商)も2309点で4位に入った。

 個人戦男子(6ゲーム)は光崎が1351点で3位、中里が1343点で5位、座波が1325点で6位に入った。2人チーム戦と個人戦の計12ゲームのスコアによる個人総合順位では座波が2位、光崎が3位、中里が4位に入った。
 (記録は後日掲載)

幼なじみペアV 助言しあい勢い

 小学校からの幼なじみが、群を抜いたチームワークで全国の頂点に立った。男子2人チーム戦に出場した首里東ペアの中里隆星(3年)・座波政斗(1年)が前半から首位を独走。中里は「互いの投球を見て、話し合いながら進められたのが勝因」と調子を落とすことはなかった。後半戦に突入しても勢いは衰えず、互いに250点前後をマークし「優勝を予感でき、楽しみながら投球した」と語る。

 チームを組んだのは約1年前だが、小学校から知る間柄はアクシデントにも互いのコミュニケーションで対応できる。座波は1ゲーム目でボールが合わず200点を切ったが「ボール選択を相談し、修正できた」と後半のゲームでは257点を出した。

 8月中旬に、ボウリングの“甲子園”と称される全日本選手権にともに出場予定だ。個人戦のみで次は互いにライバル。2人とも「次は優勝を争うので、ばちばちです」と冗談交じりに笑みを浮かべた。