糖度アップ!甘~い新パイン収穫 名護産地協「サンドルチェ」お披露目


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「名護産サンドルチェ」を買い求める市民ら=7月30日、名護市役所前

 【名護】2017年に商標登録されたパイナップルの新ブランド「サンドルチェ」の苗から名護市の生産農家が育てた初めてのパイナップルがこのほど収穫され、「名護産サンドルチェ」として7月30日、名護市役所前で販売お披露目会が開かれた。一般的なパインナップルより甘いとされるサンドルチェのPRが目的。市民らが「おいしそう」などと話しながら購入していた。

 サンドルチェは、県農業研究センター名護支所が既存ブランド「ゆがふ」と「サマーゴールド」を交配して開発した新種だ。

 販売お披露目会はサンドルチェを広く周知しようと、名護市パインアップル産地協議会(早瀬川章子会長)が企画した。

 サンドルチェは生食向けの品種で糖度が平均19度と、既存品の平均的な糖度15度を上回る甘さが特徴。今回は2年前に苗から植えた苗から約700玉が収穫された。

 8月中旬ごろまでわんさか大浦パーク、ナゴパイナップルパーク、羽地の駅やんばるたまご、道の駅許田で購入できる。販売価格はSサイズが700円、Mサイズが900円、Lサイズが1100円、2Lサイズが1300円(いずれも税込み)。

 販売会でサンドルチェを購入した渡具知武豊市長は「名護市の新たなブランドとして周知していきたい。食べるのが楽しみだ」と話した。