沖尚、マスク姿で堂々行進 2年ぶり夏の甲子園開幕


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開会式で前進する沖縄尚学の選手たち=10日午前、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場(毎日新聞社提供)

 第103回全国高校野球選手権大会は10日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕し、49代表校による熱戦が始まった。開会式に続いて1回戦3試合が行われ、新田(愛媛)、日大山形、日本航空(山梨)が2回戦に進んだ。昨年は新型コロナウイルス禍で、春の選抜大会と第102回大会が中止。2年ぶりの夏の甲子園大会となる。県代表の沖縄尚学は第4日の13日、第3試合(午後1時開始予定)の1回戦で徳島代表の阿南光と顔を合わせる。感染症対策を講じ、厳戒態勢で実施。一般客への入場券販売が行われないなど、観客は学校関係者に制限された。簡素化された開会式は、49代表校がマスク着用で入場行進。球場内を1周せずに外野に整列した後、本塁方向へ前進した。大会前や期間中には、選手らを対象にPCR検査を実施。大声での校歌斉唱や球場の土を持ち帰ることを控える。当初は9日に開幕する予定だったが、台風9号の影響で10日に順延となった。大会は休養日3日を含めて17日間の日程で、順調に試合が消化されれば、決勝は26日に行われる。


自分らのプレー貫いて勝ちたい

 開会式を終えた沖尚の仲宗根皐主将の話 夢に見た広い舞台に立ち、甲子園に来たんだと、うれしかった。初戦は自分たちのプレーを貫いて勝ちたい。