琉球病院でクラスター 23人が感染、現時点での収束判断つかず


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 国立病院機構琉球病院(福治康秀院長)は11日、10日までに病院内で新型コロナウイルスの陽性者を計23人(職員3人、患者20人)確認したと発表した。

 現段階で重症者はおらず、感染した患者の一部は他の病院に搬送しているという。同院によると、現時点で収束の判断はできないという。

 同院では6日に職員1人の感染を確認した。その後、病棟内の患者や担当する職員にPCR検査を実施したところ、7日に患者1人、8日に職員と患者各2人、9日に患者3人、10日に患者14人の陽性が判明した。他の医療機関の応援を受けながら、治療や感染対策にあたっているという。

 同病院で感染が起きたのは、外部の出入りが制限されている精神科病棟。病室は主に4人部屋で、病棟の性質上、換気は窓の一部だけだという。最初に感染した職員の感染経路は不明。