【沖縄】生まれつき脳性まひで手足に障がいのある瑞慶山良さん(28)=うるま市在住=は、グラフィックデザイナーの仕事をしながらラジオDJやアートなど多彩な活動を展開している。
FMコザで毎月、第2・4週の木曜日午後3時から「りょうとみんなのいい時間」の番組DJを担当し、ターンテーブル(DJ機材)をスタジオに持ち込み、鼻で操作しながら大好きなレゲエサウンドでアレンジした音楽を放送している。またFMコザに寄贈した「A1ソース」の絵は、半年をかけてタブレットで描いた作品で、局内に展示している。
介護支援担当で瑞慶山さんがデザインした名刺を使用している介護福祉士の古謝昌太さんは「好奇心旺盛でいろいろなことに挑戦しているので、一緒にいて楽しい」と紹介した。
「憧れていたDJも支えてくれる人がいて番組ができて、メールが来ると励みになる」と話す瑞慶山さんは「デザイナーとしての夢は泡盛のラベルデザインを手掛けて、多くの人に作品を見てもらいたい」と笑顔で目標を語った。
(喜納高宏通信員)