落下事故後もオスプレイ夜間飛行 宜野湾市長「憤りを禁じ得ない」


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松川正則宜野湾市長(資料写真)

 【宜野湾】米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイから部品が落下したことを受け、同飛行場を抱える宜野湾市の松川正則市長は13日、本紙の取材に「不時着や落下物が相次いでおり、しっかりしてほしい」と指摘した。落下の一報が入ってもオスプレイが夜間飛行を続けていることに「夜間飛行も連日あり、憤りを禁じ得ない」と述べた。

 松川市長に事故の連絡が入ったのは午後7時すぎ。落下の具体的な情報もなく、担当の市基地渉外課職員へ詳細の確認を指示した。詳細を把握し関係機関に申し入れする考えも示した。沖縄国際大学の米軍ヘリ墜落事故から17年となる前日に起きた事故に「タイミングが悪い」と不快感を示した。米軍がツイッターで「安全で楽しい連休をお過ごしください」とコメントし、CH53E大型輸送ヘリの写真を投稿したことには、「彼らと県民の感覚は違う。そういう状況ではないだろう」と話した。