ブレークダンスで日本一 沖縄出身の2人、コロナ禍の地元に「明るいニュースを」 


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ジャパン・ダンス・ディライトでの優勝を喜ぶモータル・コンバットのマッハさん(後列左端)とヤースーさん(後列左から2人目)=21日、横浜市のパシフィコ横浜(主催者提供)

 21日に横浜市で開催された日本最大級のダンスイベント「JAPAN DANCE DELIGHT」(ジャパン・ダンス・ディライト)で、県出身メンバー2人を含む大阪のブレークダンスチーム「MORTAL COMBAT」(モータル・コンバット)が優勝した。イベントには40チームが出場した。同チームの優勝は5度目。

 県出身メンバーは「MAHHA」(マッハ、本名・金城隼人)さん(36)とYA―SU(ヤースー、本名・新垣和康)さん(36)の2人。マッハさんは「沖縄はコロナで大変な状況。地元のみんなに少しでも明るいニュースが提供したかった」と話した。

 マッハさんはダンススタジオやマッサージ店を経営する傍ら、人気ミュージシャンのB’zやBIGBANG(ビッグバン)のダンサーを務めたり、吉本新喜劇に出演したりと多彩に活躍している。

 チームはダンス界では有名な存在。40~50人の若手組織「ネクストジェネレーション」を抱え、後進の育成にも積極的だ。マッハさんは「ブレークダンスが競技として採用されたパリ五輪を目指すメンバーもいる。チームからメダリストが出るかもしれない」と期待した。