深夜に火柱、騒音…住民眠れぬ夜 普天間飛行場で消火訓練


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米軍普天間飛行場内で実施された消火訓練。炎と黒煙が立ち上がる=27日午前1時22分、宜野湾市内

 26日午後11時から27日未明にかけて、沖縄県宜野湾市にある米軍普天間飛行場の北側で消火訓練が実施された。10メートル以上の火柱と数十メートルの黒煙が何度も上がっては消えた。地域住民からは「炎が見える」と119番通報があった。

 市によると、訓練はジェット燃料と消火用の水を使用すると基地内消防から連絡があった。有害性が指摘されている有機フッ素化合物(PFAS=ピーファス)を含んだ泡消火剤は使用していないという。米軍が26日に普天間飛行場から放出したPFAS汚染水との関連は不明。

 周辺住宅街では、基地内から放水用車のエンジンやクラクションの音、話し声などが聞こえた。時折、燃料のような臭いも漂った。

普天間飛行場内で行われた消火訓練。黒煙と炎が闇夜に立ち上る=27日午前1時45分、宜野湾市