重症者病床占有率は84% 新規感染も高止まり 逼迫続く沖縄の医療体制


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 新型コロナウイルスの新規感染者の高止まりが続き、医療の逼迫(ひっぱく)が深刻さを増している。県の発表によると入院患者は711人で、そのうち37人が重症。病床占有率は84・4%、重症者用病床占有率は84・1%と、医療体制の逼迫が続いている。

 直近1週間の人口10万人当たりの感染者は306・75で全国1位。新規PCR検査の陽性率は16・4%と、警戒レベル4段階(感染まん延期)の状態が続いている。

 新規感染者の年代別内訳は10代未満108人、10代85人、20代122人、30代118人、40代91人、50代59人、60代35人、70代26人、80代8人、90代2人。30代以下が全体の3分2を占めている。

 米軍関係は27人の感染が報告された。内訳は嘉手納基地6人、キャンプ・フォスター6人、ハンセン5人、コートニー4人、シュワブ3人、トリイ通信施設2人、不明(確認中)1人。米軍基地内で二桁の感染報告が続いている。