空手・喜友名選手が沖縄市の名誉市民に


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喜友名諒選手

 【沖縄】沖縄市は東京五輪の男子空手形で金メダルを獲得した、市出身の喜友名諒選手(31)を名誉市民とすることを決めた。市議会9月定例会で同意を経て正式決定する。沖縄市の名誉市民は5人目。東京パラリンピックで二つの銅メダルを獲得した市出身の上与那原寛和選手は、2014年に名誉市民として顕彰されている。

 沖縄市が3日、市議会に提案した。提案理由について市は、喜友名選手は世界空手道選手権大会3連覇など数々の成果を上げてきたと説明。東京五輪で金メダルを獲得した喜友名選手の活躍は市民、県民に多くの感動を与え、指導者として青少年育成にも携わり、市政発展に多大な貢献をしているとした。

 桑江朝千夫市長は「選定会議で名誉市民としての顕彰が決まった。世界王者として空手道を極めているにも関わらず、謙虚で礼儀正しい人柄で、名誉市民にふさわしい」と話した。