ネトフリ竹田さんに聞いた「なりたい自分」に近づく行動とは? 琉球フロッグスがオンライン研修


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ネットフリックス勤務の竹田紗希孝さんを招き、オンライン上で開催された琉球フロッグス13期生らの研修会=4日

 グローバルに活躍できる沖縄の次世代ビジネスリーダーを育成する事業「琉球フロッグス」の第13期生は4日、米動画配信大手のネットフリックスに勤務する竹田紗希孝さん=サンフランシスコ在住=を講師にオンライン研修会を開いた。

 研修生からは、海外への進学や就職に不安はなかったのか、決意したきっかけについてなど、質問が相次いだ。

 竹田さんは「自分の探究心や興味関心を大事にしてほしい。行動に結び付けて、継続させることが重要だ」とエールを送った。

 同事業は例年、米シリコンバレーへの研修生派遣を実施しているが、新型コロナウイルス感染症の影響のため2020年からオンラインによる研修となっている。シリコンバレーをはじめ、日本やヨーロッパなどの起業家や投資家などを講師に招き、8月から研修を開始している。

 4日の研修には、沖縄の他に北海道、高知、茨城の研修生も参加した。講師を務めた竹田さんは北海道小樽出身。中学3年の春休みにカリフォルニアで1カ月ホームステイをしたことがきっかけで、アメリカの大学に進学すると決意した。カリフォルニアの大学に進学し、データベースソフトの開発などを手掛ける日本オラクルに就職、その後ツイッター社に転籍し、現在はネットフリックスに勤めている。

 竹田さんは「どうしたらなりたい自分に近づけるのかを考え、アクションプランを考える。それを実行に移すことが大事だ。基本的なことに聞こえるかもしれないけど、ちゃんとできている人は少ないと思う」と話した。

 琉球フロッグスの研修生の一人は、日本と海外の大学、どちらに進学すべきか悩んでいることを相談した。竹田さんは「迷っているなら一度行ってみるといい。日本で進学や就職をした後でアメリカに行きたくても難しくなる」と背中を押した。