2日連続でオスプレイが夜間飛行 普天間飛行場


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米軍普天間飛行場へ着陸した垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ=9日午後10時52分、宜野湾市内

 米軍普天間飛行場で、垂直離着陸輸送機MV22オスプレイなどが8、9日の2日連続、航空機騒音規制措置(騒音防止協定)で制限される午後10時を超えて夜間飛行した。県と宜野湾市の騒音測定によると、9日午後10時49分、上大謝名地域で最大99・1デシベルの騒音を記録。市民から「寝られない。どうにかしてほしい」との苦情が市の基地被害110番に相次いだ。

 90デシベルは騒々しい工場内の音に相当する。上大謝名地域では90デシベルを超える騒音が8日に3回、9日に2回発生した。市には地域住民から「テレビの音が聞こえない」といった苦情もあった。市はその都度、苦情を沖縄防衛局と米軍へ送り、市民生活への配慮を申し入れている。