学校での抗原検査に反対 沖教組と高教組が声明


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学校での抗原検査実施を反対する会見を開いた県高等学校障害児学校教職員組合の仲宗根司執行委員長ら=15日、県庁記者クラブ

 沖縄県教職員組合(沖教組)と県高等学校障害児学校教職員組合(高教組)は15日、県庁記者クラブで会見を開き、学校での抗原検査に反対する声明を発表した。

 沖教組の上原邦夫中央執行委員長は「教師の業務は授業や子どもたちに向き合うことだ。検査に時間を割かれてしまっている」と訴えた。発表した声明文は同日、県コロナ対策本部に送付した。

 声明文では、医療従事者が立ち会わない学校での抗原検査は、県議会6月定例会で採決された請願に逆行するとして、県教委には学校への抗原検査導入を強制・奨励しないよう求めた。

 沖教組と高教組は、神奈川県の「抗原検査キット配布事業」を例に挙げ、抗原検査キットを希望する家庭に学校で配布し、家庭で検査をする案などを示した。