チムシンジ、フタシヤー…男性向け琉球料理教室 盛り付けも学ぶ 沖縄・今帰仁


この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ
鍋で炊いたご飯に興味津々な参加者=16日、今帰仁村平敷の「今帰仁の料理教室サンダンカ」

 【今帰仁】今帰仁村平敷にある琉球料理教室サンダンカ(根路銘弘美主宰)で16日、第1回男の料理教室が行われた。毎月第3木曜日は「琉球料理の日」で2019年には琉球料理は文化庁から日本遺産の認定を受けている。

 この日は、失敗しない鍋で炊くご飯、チムシンジ(肝の汁)、フタシヤー(麩の料理)、ゴーヤーサラダの4品を調理。参加した男性は、食材の切り方やだしの取り方の指導を受け、不慣れな様子であったが、質疑応答しながら料理を完成させた。

 根路銘主宰から、最後はきれいな盛り付け方なども指導を受けた。この日の参加者は初めて自分で作った琉球料理を味わいながら「体に良いので家族に作ってあげる」「手間暇かけ自分で作って食べるとこんなにおいしいのか」「だしの取り方が勉強になった」など笑顔で振り返っていた。

男性が作った琉球料理=16日、今帰仁村平敷の「今帰仁の料理教室サンダンカ」

 根路銘主宰は「島くとぅばの継承も大事だが、意外と琉球料理には触れられてない。先人が残した大事な料理を、まず第3木曜の琉球料理の日から意識し多くの方々に食べて作って守ってほしい」とコメントした。

 同教室や琉球料理に関する問い合わせは(電話)070(3803)2902(根路銘)。
 (新城孝博通信員)