鈴木宗男氏が対馬丸記念館を視察 「平和の尊さ感じた」


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犠牲者の写真を熱心に見つめる鈴木宗男氏(左)=28日、那覇市若狭の対馬丸記念館

 参議院の沖縄・北方特別委員長を務める鈴木宗男氏=日本維新の会=が9月28日、那覇市若狭の対馬丸記念館を視察した。対馬丸の犠牲者を慰霊する「小桜の塔」も訪れ、献花した。

 鈴木氏は沖縄開発庁長官時代の1997年にトカラ列島悪石島沖で海底に沈む対馬丸の船体確認に向けて動くなど、対馬丸に関する事業進展に尽力。記念館では展示物を見たり、対馬丸記念会の外間邦子常務理事らと意見交換したりした。

 鈴木氏は「12年ぶりに来館したが改めて平和の尊さを感じた」と語った。「来年は復帰50年を迎える。沖縄のさらなる発展に向けしっかり頑張りたい」と述べた。視察には下地幹郎衆院議員=無所属=も同行した。