キングスまたも終盤逆転、A東京に連勝82-75 クーリー無双の存在感 第2戦


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 プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングスは2日、沖縄アリーナでアルバルク東京(東地区)と今季第2戦を行い、82―75で2連勝を飾った。8点差をつけられて最終第4クオーター(Q)を迎えたが、岸本隆一やドウェイン・エバンスが高い確率でシュートを沈めて逆転に成功し、突き放した。次節は9、10の両日に愛知県のウィングアリーナ刈谷でシーホース三河(西地区)と対戦する。

 

クーリー、頼れる番人 ゴール下で存在感
 

 キングスが誇るゴール下の番人は今季も健在だ。チーム最長の30分12秒をプレーして16得点、10リバウンドのダブルダブル(2項目で2桁)を記録したジャック・クーリー。この試合のMVPに輝き、ファンの前で「連勝はとても誇らしい。今季のキングスはリーグの中で驚異になる」と深い自信をうかがわせた。

 先発でコートに立ち、高さと技術のあるA東京のインサイド陣に対し一歩も引けを取らない。「日頃からコーチ陣にリバウンドを取ることを求められている」と体を張り続け、攻撃でも得意のフックシュートで得点を重ねた。3ブロックを記録し、守備でも安定した存在感を発揮した。

 今季はインサイド陣の層の厚さが増したキングス。2日前の開幕戦はファウルトラブルもあり、19分間の出場にとどまったが、新加入選手の活躍が目立ち「他の選手がインパクトを残してくれた。球団の補強に感謝している」と負担の軽減も実感しているよう。

 2季連続でリバウンド王を獲得し、今季で所属3年目。「個人タイトルは多少意識はしているけど、何より大事なのはチームが勝つこと。リバウンドが勝利につながればいい」と謙虚さは変わらない。頼れる大黒柱がチームを支え続ける。
 (長嶺真輝)

キングス―東京 第4Q、ゴール下に立ちふさがり、ブロックショットを決めるキングスのジャック・クーリー(右)=2日、沖縄アリーナ(高辻浩之撮影)

 キングスが誇るゴール下の番人は今季も健在だ。チーム最長の30分12秒をプレーして16得点、10リバウンドのダブルダブル(2項目で2桁)を記録したジャック・クーリー。この試合のMVPに輝き、ファンの前で「連勝はとても誇らしい。今季のキングスはリーグの中で驚異になる」と深い自信をうかがわせた。

 先発でコートに立ち、高さと技術のあるA東京のインサイド陣に対し一歩も引けを取らない。「日頃からコーチ陣にリバウンドを取ることを求められている」と体を張り続け、攻撃でも得意のフックシュートで得点を重ねた。3ブロックを記録し、守備でも安定した存在感を発揮した。

 今季はインサイド陣の層の厚さが増したキングス。2日前の開幕戦はファウルトラブルもあり、19分間の出場にとどまったが、新加入選手の活躍が目立ち「他の選手がインパクトを残してくれた。球団の補強に感謝している」と負担の軽減も実感しているよう。

 2季連続でリバウンド王を獲得し、今季で所属3年目。「個人タイトルは多少意識はしているけど、何より大事なのはチームが勝つこと。リバウンドが勝利につながればいい」と謙虚さは変わらない。頼れる大黒柱がチームを支え続ける。

 (長嶺真輝)


▽Bリーグ1部(沖縄アリーナ、4039人)
琉球 2勝
 82―75(18―12,22―22,13―27,29―14)
A東京 2敗

 【評】第3Qに逆転を許したが、守備やリバウンドでハードワークを続けていたキングス。第4Qに岸本隆一の3点弾で勢いに乗ると、好守で圧倒して再逆転に成功した。補強により層の厚さが増したことで、40分間激しいプレーを貫くことができている。

 

第4Qに強み出た

 桶谷大HC(キングス)の話 第3Qは冷静さを欠いたが、今季の強みが第4Qに出た。ラインナップが悪くても、当たるメンバーに変えていける層の厚さがある。難しさはあるけど、手札があるのはこのチームの良さ。冷静にプレーし続けるマインドでチームづくりをしたい。

フィジカル面弱さ

 ルカ・パヴィチェヴィッチHC(A東京)の話 フィジカル面で対抗できず、連敗してしまった。練習が多くできていない結果、新加入選手との連係がまだ未完成で、体力やコンディションの水準が目指すレベルに達していない。