海の生物が壁で生き生き 集落が一気に華やかに 沖縄・粟国島


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完成した壁画の前で笑顔を見せる江森愛梨さんの息子、士竜ちゃん

 【粟国】絵を描くことが好きな江森愛梨さん(29)が、粟国村内の母親の実家の塀に素敵な海の生物を描いた。自宅は売店や海水浴場への通り道でちょうど良い場所にある。作業中「通る人に『上等だね』と声を掛けられるとうれしくて暑さもふっ飛んだ」と江森さん。

 ペンキ塗りは江森さんの叔父の棚原茂春さん(60)と江森さんの弟、銘苅李希(りき)さん(22)も手伝った。集落の人にも、空き家が多くひっそりとしてきたけれど、一気に華やかになったと大好評だ。棚原さんは「コロナ禍で観光客も減り静かになった島に、少しでもにぎやかさを取り戻してほしい」と話した。

 (大城智恵通信員)
 

母親の実家の塀に壁画を作成した愛梨さん(後列左)と棚原茂春さん(右端)ら