宮古トライアスロン1年再延期 3年連続開催なし


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第37回全日本トライアスロン宮古島大会の1年延期を決めた実行委員会総会=15日、宮古島市役所

 【宮古島】2022年4月に宮古島市で開催予定だった「第37回全日本トライアスロン宮古島大会」(主催・宮古島市、琉球新報社)の1年再延期が決まった。15日、市役所で開いた大会実行委員会総会で新型コロナウイルスの影響を考慮し正式決定した。2020年(中止)、21年(延期)に続いて3年連続で開催されない。

 大会実行委員会会長の座喜味一幸市長は「大会参加を目標とされていた選手の皆さんには心から申し訳ない。次年度こそ安全な大会運営に向けてしっかり準備して選手を迎えたい」と話した。

 総会では大会専門委員会が実施した大会運営ボランティアを担う中高生や保護者らへのアンケート結果も報告された。開催可否について6割が「不可」とした。また、県立宮古病院など医療関係者らとの意見交換で「来年1月ごろに感染第6波、5月以降には第7波がくると言われている」との報告があり、「例年通りの規模での開催は難しい」や「オリンピック並みの感染対策が必要」など開催に厳しい意見があったことも説明された。