米軍機の離着陸1333回 夜10時以降は今年最多の92回 8月の普天間飛行場


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 沖縄防衛局の目視調査によると、8月に米軍普天間飛行場で航空機が離着陸などをした回数は1333回で、7月の673回の1.98倍に増えた。航空機騒音規制措置(騒音防止協定)で制限される午後10時以降の飛行は92回で、7月の26回から3.53倍増え、今年で最多だった。

 常駐機の離着陸回数は1081回で、7月の453回から2.38倍増え、外来機は252回で7月の220回から1.14倍増だった。常駐機の飛行が増えたことが分かる。前年同月と比べると全離着陸回数(1337回)はほぼ同数だった。午後10時以降の飛行は昨年8月は63回で、1.46倍に増えた。

 機種の内訳はいずれも常駐機の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが296回で最も多く、AH1Z攻撃ヘリが276回、UH1Y多用途ヘリが251回だった。外来機のMV22も46回離着陸などが確認された。

 米軍嘉手納基地の8月分の離着陸は、常駐機・外来機合計で3735回で、7月の2772回から1.34倍に増えた。