久高島で軽石の撤去開始 沖縄県「作業は約2週間」徳仁港に防止膜


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徳仁港内などに漂流していた軽石を袋に詰め込む島民=1日、南城市知念久高(久高海運提供)

 【南城】沖縄県南城市知念の久高島に軽石が漂着している件で、県は1日、久高島の徳仁港に滞留する軽石の撤去作業を開始した。

 初日は、港内への新たな軽石の流入を防ぐために港の外側に汚濁防止膜「シルトプロテクター」を設置した。県南部土木事務所によると、本格的な撤去作業は2日から。「作業は約2週間はかかる」としている。

 10月31日と1日には、島民や学校職員らが港に集まり、モズク網などを使って軽石を取り除いた。島民らの撤去作業で1日は定期船の運航が可能となった。

 久高海運によると、同日は安座真―久高島間のフェリーが1往復、高速船は3往復運航した。2日は高速船は運航する見通しだが、フェリーは状況を見ながら判断する。