小6が「力試し」で英検凖1級に合格 「アメリカ旅行でハンバーガー食べたい」


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英検準1級に合格した萩原かれんさん(左)と、母の知子さん=11月29日、那覇市泉崎の琉球新報社

 那覇市立城岳小6年の萩原かれんさん(12)=那覇市=が11月12日、大学中級程度の英語力が求められる実用英語技能検定準1級に合格した。10月には実用数学技能検定2級にも合格していて、立て続けの難関試験合格を果たした。英語の勉強は一時中断しており、英検受検は「力試し」のためだった。

 萩原さんが小学4年の半ばまで通った那覇市のインターナショナルスクールは、授業は全て英語で進められた。生徒の中には日本語が苦手な子もいて、中国人の友人と会話できたことがきっかけで英語が好きになった。

 那覇市の英会話教室「ファミリーイングリッシュスクールインターナショナル」にも通い、英語力を磨いた。同教室を運営する大城さとみさんは「何回か受けて合格するかと思ったが、1回で合格してびっくりしている。5歳の頃から見ているが、集中力があり、聞く姿勢がしっかりしていた」と褒めた。

 城岳小に転入してからは英語の勉強を中断した。「数学も英語も楽しいから続けられてきた」と話す萩原さんは現在、中学受験を控えている。英検受検はこれまでの力試しだった。

 将来は「英語を使っていろいろな国の人と話したい」と語る萩原さん。今、英語を使って一番やりたいことは「アメリカを旅行して、大きなハンバーガーを食べること」と話し、にっこり笑った。
 (名嘉一心、写真も)