西銘沖縄相「公庫存続へ政府調整に臨む」 就任後初めて県内を視察


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2日間かけて県内各地を視察した西銘恒三郎沖縄担当相(左から2人目)=5日、宜野湾市

 政府が2022年度の沖縄振興予算を10年ぶりに3千億円台を下回る額とする方針を固めた件で、西銘恒三郎沖縄担当相は5日、「必要な予算を確保するようにしっかり取り組みたい」などと述べた。西銘氏は大臣就任後初となる県内各地の視察を終え、那覇空港で報道陣の取材に答えた。

 一方、存続が焦点となっている沖縄振興開発金融公庫について、「公庫の融資などを活用し、力強く活躍している企業を訪問した。改めて公庫の意義を感じ、存続に向けた思いを強くした。年末にかけて、強い決意を持って政府内の調整に臨みたい」と話した。

 西銘氏は2日間かけて県内各地を視察した。
 (梅田正覚)