介護連盟の沖縄県支部が設立 加盟100社が当面目標、サービス充実へ


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全国介護事業者連盟県支部の設立を報告する(左から)林秀一副支部長、玉城祐一支部長、與那嶺康副支部長=11月30日、那覇市泉崎の琉球新報社

 介護事業者の団体・全国介護事業者連盟(介事連、東京)の県支部がこのほど設立された。県内13社が加盟しており、りゅうせきケアプロ社長の玉城祐一さんが支部長を務める。県支部によると、県内には1300の介護事業者がおり、当面は100社の加盟を目指す。

 全国には190万人の介護従事者がおり、介事連は業界の連携を強化することで政府や自治体への意見提起や、地域住民らへの情報発信、啓発などを行う。

 県支部はことし7月に発足し、9月に設立総会を開催した。今後は加盟社を増やしながら連携を強め、研修なども行いながら県内の介護サービスの底上げを図っていく。

 與那嶺康副支部長は「労働環境は改善されてきているが、まだきついというイメージもあって若年層の人材不足が課題」と指摘する。

 玉城支部長は「島しょ県沖縄ではサービスに地域差も出ている。介護はエッセンシャルワーク。高齢化社会でますますニーズも多様化する中、県内介護事業の経営課題解決や、介護サービス向上に取り組んでいきたい」と意気込んだ。

 問い合わせは県支部事務局(偕生会)(電話)098(886)2844。
 (小波津智也)