「ランドセルうれしいな」ひとり親家庭へ 沖電総連が寄贈


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新しいランドセルを受け取って喜ぶ子どもたち(前列)=11日、那覇市首里石嶺町の県総合福祉センター

 沖縄電力関連産業労働組合総連合(沖電総連、知念克也会長)は11日、県母子寡婦福祉連合会(与那嶺清子会長)にランドセル70個を寄贈した。那覇市首里の県総合福祉センターで開かれた贈呈式に、来年度に新1年生となる8人が出席した。ランドセルを受け取った仲田未来さん(6)は「うれしかった」とはにかんだ。

 ランドセルは各市町村母子会を通してひとり親家庭に配布される。沖電総連によるランドセルの贈呈は14年目で、総計1267個となった。

 知念会長は「お母さんと元気に入学式に参加して、小学校を楽しんでね」と呼び掛けた。

 式では、過去にランドセルをもらった宮里中学校1年の仲眞永空(えあ)さん(13)が感想を述べ「ランドセルは大切に使っていたので6年生になってもきれいだった。お母さんと相談して発展途上国に寄付した。恩返しができるようにこれからも頑張っていく」と話した。