久米島町長選、桃原副町長が出馬表明 大田町長は勇退 来年4月投開票


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桃原 秀雄氏

 【久米島】2022年4月17日投開票の久米島町長選挙に向け、副町長の桃原秀雄氏(62)が21日、立候補を正式に表明した。町比嘉のイーフ情報プラザで会見し、「海洋深層水取水施設を増強し、企業誘致や雇用創出を図る。経済団体と連携した観光振興や航空運賃の負担軽減、島で出産しやすい環境づくりなどに取り組む」と述べた。

 2期8年務めた大田治雄町長(66)の後継候補として出馬する。同町長選には町議の吉永浩氏(41)も立候補を表明しており、16年ぶりの選挙戦となることが見込まれる。

 桃原氏は1959年7月30日生まれ、旧仲里村宇根出身。沖国大卒。89年に仲里村役場(現久米島町)に採用。町議会事務局長、総務課長などを歴任し、14年6月から副町長。

 21日に会見して勇退を正式に表明した大田町長は「後進に道を譲りたい。(桃原氏に)海洋深層水事業などを進めてもらいたい」と話した。
 (照屋大哲)