コロナ収束と健康願い 勝連城跡で若太陽拝み うるま


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
朝日が昇る浜比嘉島の方角に向かい、祈りをささげる宮城葉子実行委員長(前列右から2人目)ら=22日、うるま市の勝連城跡あまわりパーク

 【うるま】太陽の生まれることを祝福する「第6回若太陽拝(わかてぃだうが)み」(同実行委員会主催)が22日、うるま市の勝連城跡あまわりパークで開かれた。

 トゥンジーソーグヮチ(冬至正月)の日に朝日を拝む健康祈願行事で、今回は一般参加者も募って歌や三線に乗せて「かぎやで風」も踊った。

 通常は勝連城跡のタマノミウジ御嶽で朝日が昇る浜比嘉島の方角に向かい、首里王府の「オモロ」や神聖な御嶽にちなんだ「ウムイ」などの曲で祈りをささげるが、雨天のため室内で行われた。

 阿麻和利(あまわり)役の中村正人うるま市長、百度踏揚(ももとふみあがり)役の嘉手苅弘美うるま市教育長と共に、勝連城に向かって演舞した。

勝連城に向かって祈りを捧げる阿麻和利役の中村正人うるま市長(右から2人目)、百度踏揚役の嘉手苅弘美うるま市教育長(右端)=22日、うるま市の勝連城跡あまわりパーク

 宮城葉子実行委員長は「一陽来復(いちようらいふく)(冬が去り春が来ること)の大切な日で、コロナの収束と健康を共に願い、皆で踊ろう」とあいさつした。

(喜納高宏通信員)