1月で既に60人陽性…感染拡大の名護市 「命守る行動を」市長が呼び掛け


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名護市役所(資料写真)

 【名護】沖縄本島北部地域で新型コロナウイルスの感染が拡大していることを受け、名護市の渡具知武豊市長は4日、同市役所で緊急会見を開き「命を守る行動をお願いしたい」と市民に感染防止対策の徹底を呼び掛けた。県によると、同市では今月だけで60人の感染が確認された。

 市などによると、同市の直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者は4日現在97・2人で、県全体の2・5倍近くに達した。渡具知市長は「これまでにないような感染状況だ」と危機感を募らせた。

 市によると、米軍関係の感染者が増加していることを受け、渡具知市長は5日、外務省沖縄事務所に感染対策の徹底などを要請する予定。感染拡大により、名護市消防本部は6日の出初め式を中止する。

 (長嶺晃太朗)