【玉城知事一問一答】まん延防止「改善がなければさらに厳しい措置も」(22年1月6日)


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玉城デニー知事=6日、沖縄県庁

 新型コロナウイルス感染症について6日午前に記者会見を開いた玉城デニー知事と報道陣の主なやりとりは次の通り。

 ―まん延防止等重点措置の適用を政府に要請する期間を今月末まで、対象を県内全域とした理由は何か。

 「謝花喜一郎副知事が5日、離島首長らと意見交換をして県の考えを説明し、離島も含めた県内全域で了解を得た。まず県内全域の各事業者が積極的にまん延防止に取り組んでもらうことで、数値改善を期待したい」

 

 ―今月末までの適用で感染状況や医療提供体制をどこまで改善できるか。
 「現時点で予測するのは非常に難しいが、県民一丸となって取り組み、12月に新規陽性者数ゼロの日もあった。努力を重ねていくことが重要だ」

 

 ―新規陽性者が過去最多の約980人に上ったことをどう受け止めたか。
 「県疫学統計・解析委員会から、今週には新規陽性者が1千人に上るという予測を聞いていたが、これだけ数字が増えてくると、さまざまな場面で非常に厳しい状況を強いられるなと痛切に感じる」

 

 ―緊急事態宣言の要請も視野に入ってくるか。
 「数値の改善が見込めない場合やさらなる拡大が予見される場合は、当然、緊急事態宣言などさらに厳しい措置に進まざるを得ない」