暴力団との縁切ります 社交飲食業組合が同盟発足 うるま市


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「うるま市社交飲食業組合みかじめ料等縁切り同盟」の結成式に参加した玉城哲栄会長(左から4人目)とうるま署の新木満署長(同5人目)ら=10日、うるま市地域交流センター

 【うるま】うるま市社交飲食業組合はこのほど、「うるま市社交飲食業組合みかじめ料等縁切り同盟」(玉城哲栄会長)を発足させた。市安慶名にある市地域交流センター広場で開かれた結成式では、関係者が「暴力団に金を出さない」「暴力団を利用しない」などと宣言した。

 同盟は、組合員を中心にして暴力団排除への意識を向上させ、関係機関と協力を強めていくことが目的。うるま署や地区防犯協会、市、暴力団追放県民会議が情報交換などの後方支援を行う予定だ。

 組合には約300人のメンバーがおり、同盟に参加したのは約30人。同盟は今後、署などの協力を得ながら、メンバーを増やしていく予定。

 玉城会長は「私たちの地域は私たちで守る、という強い信念のもと、犯罪のない街づくりに努めたい」とあいさつした。新木満署長は「同盟発足を機に、声を上げられない事業者の後押しになるよう、署も協力していく」と語った。

 (友寄開)