沖縄の県立推薦全日制0.99倍 22年度高校入試、定時制志願者ゼロ


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 沖縄県教育委員会は19日、2022年度県立高校推薦入試の志願状況を発表した。全日制は推薦枠3760人(前年度比108人減)に3727人(同326人増)が志願し、倍率は0・99倍(同0・11ポイント増)だった。定時制は116人(同8人減)の推薦枠があるが、志願者はいなかった。

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 最も倍率が高いのは向陽普通科で3・70倍だった。次いで普天間普通科3・18倍、那覇国際国際科3・00倍、球陽理数科と開邦学術探究科がそれぞれ2・86倍の順に高かった。
 
 本部、久米島が地元の中学校を対象に実施する連携型入試は定員200人(前年度比同数)に98人(同9人増)が志願し、倍率は0・49倍(同0・04ポイント増)だった。
 
 与勝緑が丘中、開邦中、球陽中から、併設するそれぞれの高校へ進学する併設型進学者数は定員240人(前年度比80人増)に対し、進学予定者数は225人(同80人増)だった。
 
 推薦の試験は20~25日に各校で実施する予定だったが、新型コロナウイルスの感染急拡大の影響を受けて面接は実施しない。体育科などの実技検査や、問題を解かせる適性検査は実施する予定だ。結果は28日までに中学校長を通じて本人に通知する予定だったが、31日までに繰り下げた。選抜の結果は28日正午までに各高校のホームページに掲載する。(名嘉一心)