米軍基地従業員の3回目接種、市町村で可能に 居住地で


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 新型コロナウイルス対策として米軍基地内で1、2回目のワクチンを接種した基地従業員が、市町村による3回目の接種を受けることがこのほど可能となった。ただ、自身で居住する市町村に申し込む必要がある。一方で基地内での追加接種も可能。米軍も3回目の接種を進めている。

 防衛局によると基地内で1、2回目を接種した従業員は約4200人。昨年6月中旬から始め、早ければ2月には2回目の接種から7カ月、3月には8カ月を迎える。

 基地内で接種した従業員は、米軍から接種記録カードを受け取っているが、日本国内で接種情報を一元管理する「ワクチン接種記録システム(VRS)」に記録が載っていない。市町村が追加で接種情報を登録し、接種券を発行する必要がある。

 基地内で追加接種する場合は予防接種法が適用されず、米側の補償制度を利用する。
 (明真南斗)