【一問一答】名護市長選で再選した渡具知氏「辺野古、裁判の推移見守るしかない」


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
渡具知 武豊氏

 渡具知武豊氏と記者団との一問一答は次の通り。

 ―結果の受けとめは。

 「大変うれしい。2期目も市民の負託を受けた市長として、有権者のために先頭となって頑張っていく。選挙公約を一つ一つ実行していく」

 ―勝因は。

 「これまでの子育て支援をはじめとする政策は評価されたと思う。この4年間、市政を預かったことに対する一定の評価は頂いたと思う」

 ―新基地建設反対の声はいまだ根強くある。

 「国と県が裁判を繰り返している中で、それ以上のことを首長ができるのかどうか。(問題を)二十数年間見た中で、私の置かれた立場は国と県との裁判の推移を見守るしかないと思っている」

 ―何から取り組むか。

 「市内交通の利便性向上のために、コミュニティーバスなどの実証実験をしている。21世紀の森公園の整備もある。掲げた公約は順次計画通り進めていきたい」